処方薬について

医師が処方する、血糖値を下げる薬とは?

このページでは、医療機関で医師によって処方される血糖値を下げる薬の種類や、それぞれの特色についてご紹介していきます。

高い血糖値は、食事の改善や運動などによって改善できるものです。しかし、各種検査の値が「可の高め」あるいは「不可」になっている場合は、直ちに医師の診療を受け、血糖値を下げる薬を処方してもらい服用しましょう。

血糖値を下げる薬は大きく5つに分類され、血糖値の状況に合わせた薬で治療が行われます。

α-グルコシダーゼ阻害薬

経口血糖降下薬の中では、最も弱い薬になります。食物繊維に似た効果をもち、食事によって体内に入った糖の吸収を緩やかにすることで、血糖値の上昇を防ぐ効果が期待できます。

服用することで、お腹の張りや下痢などの副作用が起きる場合もありますが、低血糖の状態となることはほとんどなく、安全性は高いほうです。

種類 グルコバイ、ベイスン、ミグリトールなど

【注意点・副作用】

代表的な副作用として、膨満感と放屁の頻度が上昇することが挙げられます。

理由は、α-グルコシダーゼ阻害によって腸の糖分の吸収が遅れるからです。糖分は細菌によって発酵し、ガスが発生します。そのガスが胃腸内に充満することによって膨満感を感じるようになります。

そして、そのガスが腸を経由しておならとして放出されるため、放屁の頻度が上昇してしまうのです。

恥ずかしいかもしれませんが、放屁が増えるということはそれだけ糖分の吸収が緩やかになったと思いましょう。

SGLT2阻害薬

血中に溢れた糖を、尿と一緒に排出する薬です。運動や食事療法を行っても、血糖のコントロールが上手く行かない方に用いられます。尿の量や回数が増えることがあるので、脱水症状を引き起こす恐れが。きちんと医師の指示を聞いて服用することをおすすめします。

種類 スーグラ、ジャディアンス、カナグル、フォシーガなど

【注意点・副作用】

主に脱水と皮膚疾患が挙げられます。

異常に喉が渇く時はたくさん水分を摂取しましょう。水はよほど過剰に飲まない限り飲んでも問題ありません。脱水症状を起こしたという例も報告されており、乾きは決して無視して良い症状ではないのです。利尿剤などの併用は絶対にしないように気をつけましょう。

皮膚疾患は最も多く報告されている副作用です。

もし薬が原因で皮膚疾患が出た場合は使用をやめ、直ちに皮膚科に相談しましょう。

スルフォニル尿素薬

別名「SU剤」とも呼ばれ、経口血糖降下薬の中では使用される頻度が最も高いと言えます。すい臓に働きかけ、インスリンの分泌を促進する効果が。ただし、服用を続けると、その効き目が薄れていき、薬の量を増やしていかなければならないという傾向があります。

やがて服用では効果がなくなり、インスリン注射へと移行するケースも少なくありません。また、必要以上に血糖値を下げてしまい、低血糖となってしまうケースも。医師による正しい判断が求められます。

種類 アマリール、パミルコン、オイグルコン、ダイアグリコなど

【注意点・副作用】

スルフォニル尿素薬は強力な効果を発揮するお薬ですが、強力すぎて低血糖を起こすことも多いです。

低血糖を起こした場合、冷や汗や手足の震え、そして血糖値不足によって脳の働きが鈍ってしまいます。

対処法としては、とにかく糖分を摂取することです。低血糖は放置すると危険な状態になるため注意しましょう。

もし、それでも症状が改善されない場合は医師に相談しましょう。

ビグアナイド薬

食欲を抑制する働きによって、血糖値上昇を抑える薬になります。肥満を原因とした高血糖に効果が期待できる反面、腎機能に問題がある方には筋肉のけいれん、嘔吐などの副作用があるとされ、場合によっては昏睡状態を引き起こすリスクもあります。

種類 メルビン、グリコラン、ジベトスなど

【注意点・副作用】

乳酸アシドーシス乳酸の異常増加のこと。主な症状に吐き気、下痢、倦怠感などがある)が主な副作用として挙げられます。

しかし、実際には乳酸アシドーシスが発症することは極めて稀であり、そこまで心配する必要はありません。

しかし、腎機能が弱っている人は発症リスクが上昇して危険なため、使用を控えましょう。

これらの他、SU剤の短所を解決するためインスリンがたくさん必要な時のみに作用する「インクレチン関連薬」、肝臓で糖をつくる働きを抑え、筋肉などでのブドウ糖の利用を促す「チアゾリジン薬」などがあります。

自己判断せず正しく使用しましょう

血糖値を下げる薬を服用する上で、最も多い副作用が低血糖です。血糖値を下げる薬を服用することで血糖値が下がりすぎてしまい、かえって危険な状態になってしまうのです。

血糖値を下げる薬を使う上で重要なのは、用法用量を守り、医師の言いつけをしっかりと守ることです。

種類や量を間違えて、自分の判断で服用する量を増やすと逆効果になってしまうことは極めて多いです。

医師の言い付けをしっかりと守り、自分一人で判断しないように気をつけましょう。

自分の体のことは自分が一番わかっているつもりでも、実際には自分では気づかないことやわからないことは多いのです。

血糖値はサプリメントでサポートできる

血糖値を抑えるポイントは、「糖の吸収を抑える」「インスリンを活性化する」「糖の分解を抑える」ことです。しかし、いずれも副作用のリスクがあり、これらの薬が必要ない状態を保つことが重要と言えるでしょう。

食事や運動、そして副作用のないサプリを上手に活用し、血糖値を適正な状態に保つよう心掛けてください。

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